働き方・生き方
HUMAN RESOURCE DEVELOPMENT 人材育成
永野宏樹【第3回】人が行動をためらう理由 – 「人」と「組織」にブレイクスルーを引き起こす!!~常に変革・進化を続ける「人」と「組織」になるために~
「人」と「組織」にブレイクスルーを引き起こす!!~常に変革・進化を続ける「人」と「組織」になるために~
なかなか成果が上がらない、、、思うように結果が出ない、、、などという悩みを抱えていることも多いと思います。なぜ、成果が上がらないのか?なぜ、結果がでないのか?その答えは、ズバリ「行動」していないからです。
「“人”と“組織”の活性化」をテーマに研修・コンサルタントを行う永野宏樹講師がブレイクスルーの実体験を綴るコラム。
人が行動をためらう理由
なかなか成果が上がらない、、、
思うように結果が出ない、、、
などという悩みを抱えていることも多いと思います。
なぜ、成果が上がらないのか?
なぜ、結果がでないのか?
その答えは、ズバリ 「行動」していない からです。
いや、そんなことはない!
こんなに一生懸命やっているのに、なんてことを言うんだ!!
なんて、怒らないでくださいね。皆さんが何もやっていない、なんて言うつもりはありません。決してサボったり手を抜いているのではなく、きっと何らかの行動をされているはずです。だけど、結果が出ていないこともあると思います。
私が「行動」していない、と言っているのは、「適切な行動」をしていないということです。だから、「適切な行動」を知らなければいけない、学ばなければいけないと直ぐに思わないでください。「適切な行動をしていない」ことと「適切な行動を知らない・わからない」こととは、イコールではないですよね。
本当はこうしたほうがいいとわかっているけど、やっていない。
そんなこと意外と多くありませんか。
そう、わかっているけど、今の忙しい状況でそんなことまで手が回らないよ!
なんて感じた方、決して、行動していないことを責めているわけでも、非難しているわけでもないので誤解しないでくださいね。私が今回お伝えしたいことは、わかっているけど、行動できないことがあるということが当たり前にある、ということなんです。
ちょっとややこしい言い方してますが、どうしたらいいかわかっているけど、行動に移せないことがあるのが当たり前だ、ということなんです。その原因は、時間的な制約だったり、物理的な制約だったりするかもしれません。しかし、本当の原因は、、、、、「自分の思い込み」です。
こんな状況では無理だ
自分にはやれる力がない
などといった「思い込み」です。
そんなこと思ってないけど、状況によってはどう考えても無理なことってあるでしょ!
と言われるかもしれませんね。これ、前提が違っているんです。ちょっと言葉足らずなんです。「今」は無理だ。はありです。でも、「今は無理」=「ずっと未来永劫に渡って無理」ではないはずです。今すぐに出来ないからといって、未来の可能性を諦める必要はないんです。でも、諦めちゃってるんです。自分で。無理だ、と思い込んじゃってるんですね。
この「思い込み」はかなり強力に自分の中に沁み込んでいます。頭で理屈が分かったからといって、すぐにこの「思い込み」が解消できるわけではないんです。これが厄介なんです。この「思い込み」がある限り、頭では「やったほうがいい」「やろう!」と思っても、自分の中で
「そうは言っても、出来るのか??」
「大丈夫か?」
「やっぱり無理なんじゃないか?」
と無意識に感じてしまい、実際の「行動」に移すのを躊躇してしまいます。もしくは、行動したとしても本気が感じられない弱いものになってしまい、なかなか成果につながらないことになります。
前回、書いた私の状況はまさにこんな感じでした。この「思い込み」を何とかしないと、ブレイクスルーは起こせません。つまりブレークスルーを引き起こすために、まず越えなければいけない壁がこのポイントなんです。
次回以降はこの「思い込み」をどのように扱っていくかについて書いていきたいと思います。
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