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【書評】「声」と「言葉」で心に響く プロの話し方作法|川邊暁美 (著)|明日香出版社 – ノビテクマガジン編集部の本棚
【コラムジャンル】
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2014年12月24日
【「声」と「言葉」で心に響く プロの話し方作法】書評 川邊暁美・著
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「声」と「言葉」で心に響く プロの話し方作法
川邊暁美 (著)|明日香出版社
ビジネスの場において、自分の話をちゃんと聴いてもらうことはとても難しいですよね。
プレゼンできるチャンスがあっても、プレゼンを聴いている側にはいろんな背景があって、
「前の日の夜中サッカー見ちゃって眠いなぁ」「この議題つまんないなー。関係ないし。」「何言ってるのかわかんないから聞き流しちゃおう」
なんて思われていることもありそうです。
プレゼンやコミュニケーションのお悩みをお持ちのかたに、ぜひおすすめしたいのが、こちらの書籍『「声」と「言葉」で心に響く プロの話し方作法(明日香出版社)』です。
タイトルの通り、発生のテクニックはもちろん盛りだくさんなのですが、まずは「説得力のある話し方をしましょう」という項目からスタートします。
つまり、話のストーリー組みのレクチャーからスタートするわけです。
会社のプレゼン、会議での発言、上司への業務報告、夫へのお買いものの提案、お友達と旅行の計画・・・・。
仕事やプライベートでは相手に知ってほしい(理解してほしい)ことは沢山あって、いろんなことを、言葉というツールを使って相手に伝えなければなりません。
ストーリーに自信が持てるからこそ、声に張りも出る。
だからこそ、心をこちらに向けて聴いてもらえる。
そして理解してもらえるというわけですね。
また、なんでお友達とのおしゃべりはうまくいくのに、仕事ではうまく話せないの?という
よくある悩みについても、本書で触れられています。
私は、見た目や学力のコンプレックスは山ほどあれど、声にコンプレックスをもったことはないので、「はじめに」で書かれていた昔の川邊さんの『声が通りにくい』という悩みが新鮮でした。
声が通らないことで、周囲に存在を認めてもらえない感覚にもなったそうです。
でも、あるきっかけから川邊さんの声はトレーニングによって
飛躍的に聞きやすく、魅力的になり、今や、声や言葉が命の仕事についていらっしゃいます。
やはり、弱点は人を大きく成長させますね。
元から「普通」レベルであれば、それを伸ばそうとさえも思わない。気づかない。
けれども「ちょっと苦手、ちょっと劣等感を感じる」レベルであれば、上を目指そうと意識的に頑張る自分が生まれます。
そしてその努力が「普通」以上のレベルに自分を引き上げ、長所になることも。
本書を読み終えたあと、あえて自分の弱点を探す自分がいました。
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「声」と「言葉」で心に響く プロの話し方作法
川邊暁美 (著)|明日香出版社