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坂本行廣【第11回】正岡紀子氏 アンガーマネジメント講座 – 【ノビテクマガジン倶楽部主催講演会】研修講師の書き下ろしreport
【コラムジャンル】
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2016年12月12日
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会シニアファシリテーターの正岡紀子氏をお迎えした「ワンランク上の仕事をするためのアンガーマネジメント講座」の様子を研修講師 坂本行廣氏がレポートいたします。
坂本行廣(さかもとゆきひろ)
<人材・組織開発ファシリテーター/メンタルコーチ>
人材・組織開発コンサルティング会社で階層別教育など各種研修、組織風土改革、次世代リーダー育成プロジェクトなど各種プロジェクトの開発、実施に携わる。研修では、理と情のバランスを重視し、受講者が頭で理解し、心で納得することを心掛けている。2013年にプレイフルワークスを設立し、現在は仕事をプレイフルに楽しめる人材、組織作りに取り組んでいる。
ノビテクマガジン倶楽部が主催する講演会の様子を
研修講師のわたくし坂本が毎回レポートいたします。
今回は、「ワンランク上の仕事をするためのアンガーマネジメント講座」です。
講師は、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会シニアファシリテーターの正岡紀子さん。
さすが長年人気講師であり続けている方だけあって、開始後すぐに受講者との距離をグググッと縮め、その後は、楽しく、かつ頭をフル回転させる濃密な時間となりました。
アンガーマネジメントとは
アンガーマネジメントとは、感情とうまく付き合っていく心理トレーニングであり、怒る必要のあることは上手に怒り、怒る必要のないことは怒らないようにすること。勘違いしやすいのは、怒ってはいけないわけではなく、怒ることも大切。正しくコントロールしていきましょうとのこと。
問題になる怒り
例えば、問題になる怒りとは以下の4つです。
1.強度が高い → 強く怒りすぎる
2.持続性がある → 根に持つ
3.頻度が高い → しょっちゅうイライラする
4.攻撃性がある → 他人、自分、モノを傷つける
う~ん、思い当たりますね…。
通勤時の満員電車の中で感じの悪い人に押されたりすると、一瞬にして怒りが込み上げてくるといった経験は、皆さんにもあるのではないでしょうか。
アンガーマネジメントの3つの教え
では、どうすればよいかと言うと「今日はこれだけを覚えてくださいね」と仰って、この3つを教えていただきました。
1.衝動のコントロール「6秒」
2.思考のコントロール「三重丸」
3.行動のコントロール「分かれ道」
1.衝動のコントロール「6秒」
1番目の「6秒」では、怒りの感情のピークは長くて6秒のため、その間に判断や反応をせず、その後に意思決定を行いましょうとのこと。例えば、数字を数えるなど、まずはその6秒をやり過ごしましょう!
2.思考のコントロール「三重丸」
2番目の「三重丸」では、怒りの原因を三重丸の図で説明してくださいました。我々は「こうあるべき」という「べき」論を持ち、それとは異なる結果の際に怒りを感じる。ただ、その中でも
“①問題ないこと”
“②イラっとするが許せること”
“③許せないこと”
の3領域があることを意識し、切り分けましょうとのこと。
3.行動のコントロール「分かれ道」
3番目の「分かれ道」では、実際に“③許せないこと”が発生し、怒りを感じた際の対処方法を4つに分けてご説明下さいました。重要なのは、結局どういう結果が欲しいのかということ。怒りに振り回されず、発生したその状況をどうしたいのかといった目的をしっかりと意識し、行動しましょうとのことでした。
坂本行廣の印象に残ったもの
この中で私が特に印象に残ったのが、1番目の衝動のコントロール「6秒」です。ビジネスパーソンにとって、この一瞬が成否を分けたりするのではないでしょうか。
ちなみに私は若い頃(今でもそうかもしれませんが…)、すぐに感情が表に出るタイプでした。なので、イラっとすると、眉間にしわがより、よく上司に注意されたり、 顰蹙 をかっていました。
今回教えて頂いたことを生かして、そんな時は、「1、2、3、4、5、6」と数字を数えてやり過ごし、ワンランク上の仕事が出来るビジネスパーソンを目指します!
なれるかな…。
まとめ
今回の講演は、正岡さんの「ああ、確かに」「そういう場面あるような」と思わせる豊富な事例と、「皆さんだったらどうしますか?」といったテンポの良い質問で、あっという間の学びある1時間30分でした。
ぜひ一度、実際の研修、講演で“生”正岡さんを体感されることをお勧めいたします。
今回も、成長に繋がる機会をいただきありがとうございました!
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