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【中村義裕講師】グローバル教養~日本文化~講演会
このコラムでは、ノビテク講演事業部隊として年間にたくさんの講師紹介を行っている、八波洋介がこれまで多くの講演実施に携わってきた自身の経験を活かし、講演のプロとしての視点で皆さまに講演会レポートをお届けいたします。
さて、今回はこのノビテクマガジンビジネスタレントサイトで、
「知ってるつもり?日本の伝統と文化」 ~真の国際化は、自国の伝統と文化を知ることから始まる~
というコラムを執筆いただいている中村義裕氏の講演についてお伝えいたします。
※「知っているつもり?日本の伝統と文化」のコラムに興味のある方はコチラ
少年の頃より芝居が好きで、現在まで6,000本を超える芝居を観られている中村義裕氏。
現在、演劇評論を基点に、舞優の聞き書き、インタビュー、トークショー、舞台演出、プロデュースなど多彩な活動をされております。
ノビテクマガジンビジネスタレントの講演講師のなかでも、芸能、武士道、宗教、浮世絵、着物、食文化などをキーワードに、リベラルアーツのブームでじわじわ人気があがってきている日本文化について語ることができる数少ない講師でございます。
さて、今回の講演のテーマは、「グローバル教養力~日本文化~」でございました。
なかでも、”江戸の町が持っていたすごさ”、”すばらしきかな日本語”という内容を語ってくださいました。
講演の最初にて、
自国の文化を知って、自信をもって他国の人達にそれを伝えられること、紹介できることが、真の国際化に必要なことだと考えている
というようなことをお話されました。
たしかに、私も米国留学時代に学校で自分の国を紹介するプレゼンの場で、悲しくなるほど、日本のことを伝えられず、クラスメイトにがっかりされて、悔しい思いをいたしました。
中村氏の講演会は、そのようなシチュエーションで自信をもって自国のことをしっかりと伝えられるための情報の宝箱といっても良いでしょう。
江戸の町が持っていたすごさの講話では、
『よくみなさんは江戸時代ってひとくくりにされますが、260年も続いているんですよ』 というお話から、 江戸時代のファーストフード、すし、天ぷら、そばのお話、江戸のお風呂のお話から、江戸という町の成り立ちや、家紋のお話など江戸の食文化から生活文化や、今に根付いている日本の伝統についてたくさん語っていただきました。
すばらしきかな日本語というテーマでは、「いろは歌」のご紹介から、「いろは歌 暗号説!?」というダヴィンチコードのようなお話、方言のお話や、語源のお話まで、こちらも日本語に関して多岐にわたり語ってくださいました。
特に、「サバを読む」の語源については、とても面白く講演会場内の受講者の方々も、へぇ~!と感嘆の声が漏れておりました。
また、中村氏がすすめられていた、
『お気に入りの曲を方言に訳して歌うことで、いかに多くの表現方法が日本語という言葉にあるかがわかる』
というのは、とても面白い発想だなぁと感心して聴き入ってしまいました。
最後に中村義裕氏が語っておられた、
「日本の豊かなもの、大切にしていくもの、大切にしていかないといけないものは身の回りに沢山ある。日本の良いところを、日本人が話せるようにしよう」
「伝統は守られつつ、破壊されることが重要」
「文明はマジョリティ、文化はマイノリティ」
という言葉がとても心に残った中村義裕氏の講演会でした。
講演会中に受講者から挙がった質問にも、すらすらっと分かりやすい言葉で答えてくださいます。
その知識量の豊富さに脱帽するばかりでございます。
それでは、本日はこちらで失礼いたします。
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八波 洋介(やつなみようすけ)
講演コーディネーター/ノビテクマガジン編集部
講演コーディネーターとして、講演の企画から最適な講師のご提案、
同日の運営まで、親身にサポートいたします。
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