働き方・生き方

「○○さん、久しぶり～」と私の名を呼びながら近づいてくるスーツを着た男性。
クライアントに多くいる40歳前後の容姿のその人が、どんどん近づいてくる。
誰だったっけ。
そうそう、前の前に私が営業を担当したお客様！
でも・・・
「名前が出ない！！！」

ビジネスシーンで、こんな風に名前を忘れて冷や汗をかくことはないだろうか。
その他にも、登録IDを忘れてしまったり、忙しくて今日お客様に電話をかけようと思っていたのに忘れていたり。
“忘れる”という事件は日々起きている。

人はなんで忘れるの？どうしたら忘れないの？という疑問を解決してくれるのが、
本日オススメする書籍、宇都出うつで雅巳まさみ氏の
『「名前が出ない」がピタッとなくなる覚え方（株式会社マガジンハウス）』。

そもそも、人はなんで忘れてしまうのでしょうか。
冒頭の「名前が出ない！！！」の事件を例に挙げると、理由は２つだと宇都出氏は本著でこのように言っています。

理由１、日常生活やビジネスの会話で、相手の名前を声に出して呼ぶという状況は、思った以上に少ないから。
大事なお客様の大事な名前。いくら大事でも、やはり繰り返さないと覚えないんですね。

理由２、ほかの情報と結びつきにくく、忘れやすいから。
名前は数字の羅列に近いのかもしれません。文具メーカーのかたでもコンパス針男さんという名前の方はなかなかいらっしゃらず、その人の容姿や、その他の情報から名前を連想するのは困難です。

では、どうしたら忘れないのでしょうか。

理由１については、意識して相手の名前を呼ぶこと。
これをすると、相手にも喜ばれますよね。
とにかく、会話に相手の名前を入れる。漢字練習に似ているような気もします。

理由２については、名前から連想できるイメージを貼り付けること。
これは、絵にしてイメージすると格段に覚えやすくなるそうです。

「名前が出ない！！！」の他にも、「登録IDを忘れてしまった」、「忙しくて今日お客様に電話をかけようと思っていたのに忘れていた」の理由と、その解決法もバッチリ教えてくれる『「名前が出ない」がピタッとなくなる覚え方（株式会社マガジンハウス）』。

秋の夜長にこの本を読んで、ビジネスシーンで冷や汗をかかせる事件から解放されてみませんか。

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