働き方・生き方

今回の編集部の書評は、価値創造コンサルタント/京都造形芸術大学マーケティング論非常勤講師 西村佳隆氏の『ビジネスリノベーションの教科書‐最小限のリスクで最大の効果を上げるヒケツ』です。

まずは目次をご紹介いたします。

【目次】

 

プロローグ

ビジネスの“イノベーション”と家の“リノベーション”
ビジネスにもリノベーションという考え方を取り入れよう

 

第1章 ビジネスリノベーションとは何か

リノベーションの破壊力
漸減傾向の主力業態の派生として生まれた次期主力業態
チェキもすごい！
リノベーションのタネは現場に
ダブルループ・フィードバックの変革力
掛け声倒れのイノベーション
The MFA is the New MBA
変革は辺境と逆風の中から
なぜ“新しいもの”を生みたいのか
変革を生み出す組織
イノベーションの定義とリノベーションの定義
私の経歴

 

第2章　ビジネスリノベーションの進め方

価値について
コンセプトについて
クリエイティブは子ども心から
リノベーションを仕掛けるノウハウとそのツール
スパイラルアップ・アプローチ
リノベーションプロジェクトの全体感
リノベーションプロジェクトの進め方
価値観には機能軸と世界観軸がある
リノベーションとイノベーションの溝
変革を味方につけるリノベーション
ビジネスモデルにもリノベーションを

 

第3章　人生に活かす！リノベーション

これからの社会で求められる素養
ビジネス以外にもリノベーションを
エピローグ

 

あとがき

目次を一見すると、タイトルがたくさんあり　“リノベーション”　という言葉をあまり聞きなれない方は特に驚いてしまうかも知れませんが、項目ごとに簡潔にわかりやすく書かれているので、読み始めるとサクサク読めてしまいます。

イノベーションとリノベーションの違い

本書のところどころに出てくる、“イノベーション”と“リノベーション”の違いですが、ざっくりお伝えすると、イノベーションとは、まだない新しいものをつくることであり、リノベーションはすでにあるものを新しくすることです。

イノベーションはハードルが高く時間がかかってしまいますが、リノベーションはいまあるものの価値（サービスや商品の持つ特徴や強み）を有効活用して生み出すことができるということがわかります。つまり、最小限のリスクで試し、やり方がわかれば誰でもできることだということがわかりました。

こんな方にオススメです

日々の業務などで「何か新しいものやサービスを生み出さないと！」とつい意気込んでしまい、行き詰って動けなくなってしまいがちですが、もっと力を抜いてこの本に書かれていることをひとつひとつ実行すればいいんだな、という気持ちになりました。

リノベーションはもちろん、イノベーションを起こしたいという人は、まず本書を読みながら実践していけば、プチ・イノベーションが生み出せます！

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