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【辛坊治郎講師講演会レビュー】2015年7月アマノHRソリューションセミナー
このコラムでは、ノビテク講演事業部隊として年間にたくさんの講師紹介を行っている、八波洋介がこれまで多くの講演実施に携わってきた自身の経験を活かし、講演のプロとしての視点で皆さまに講演会レポートをお届けいたします。
この度、わたくし・八波は、辛坊治郎先生の講演会にうかがいました。
500名もの聴講者を前に「どうなる日本!? ~企業の明日の進路を読み解く~」をテーマに、ご講演いただきました。
普段、多くの講演講師の方にお会いさせていただいておりますが、
辛坊治郎先生とは初めてのお仕事となりました。
辛坊先生というとまず思い出されることは、朝のニュース番組「ズームイン朝」のスポーツコーナー「プロ野球いれコミ情報」で阪神タイガース情報を伝えていたイメージでございます。 今なお、わたくしの心に深く刻まれております。
ジャイアンツのファンが多い東京の番組の中で、孤軍奮闘、タイガース魂をおっしゃっていました。 (朝から発していたあの高いテンションをお見受けし、それほどまでにタイガースが好きなのかと。。。関西の方はみんなこんな感じなのかと思っておりました。)
そして現在、関東で辛坊先生をお見かけできるのは、毎週土曜日の朝に放送されている「ウェークアップ!ぷらす」でございますが、関西では平日毎朝5:20から、『朝生ワイド す・またん!』でメインキャスターをされていらっしゃいます。
毎朝2:30には、起床なさるとのこと。(朝と申しますか、夜と申しますか・・・)
そんなとてもお忙しい辛坊先生に、大阪ならまだしも、新幹線で2時間かけて東京にまでお越しいただき、ご講演いただいたわけであります。
さて、辛坊先生のご講演ですが、とても面白く拝見いたしました!
何が面白いのかと申しますと、以下の3点でございます。
1.さすがの“話術”
2.“ネタの豊富さ”
3.“聞きたい話”をしてくれる
1.辛坊先生の“話術”は、淡々と話す口調で笑いが起こる
講演の中で、「自分が知り得た情報をどう伝えるかで、その話がおもしろくもなりつまらなくもなる」と仰っていました。 例えば、競合の会社が新商品を発表するというとくダネを掴んだとします。これを単純に、「Aさんから聞いたのですが、B社が新商品をリリースするそうです。」と伝えるより、 「B社がそろそろ、新商品をリリースするような気がします。必ずするでしょう!自信があります。」と伝えるのと、どちらが響くでしょうか? 伝える情報に演出をかける、“話術”、参考になりました。
2.辛抱先生は“ネタの豊富さ”が違う
ほぼ毎日、国内外の出来事を集め、伝えるお仕事をされているので、その情報量はとてつもないわけです。 ただ、自慢げに出来事をお話なさる講演で聴講者を引き付けることはできないでしょう。 ご経験と知見から分析・統合されるお話は惹きつけられます。 しかも、リアルなトピックなのでございます。 今で言うと、「新国立競技場」「大阪都構想」「安保関連」「ギリシャ不安」などですね。 限られた時間でここでしか聞けないお話をしていただきました。
3.“聞きたい話”をしてくれる
上述のトピックはもちろんですが、辛坊先生というと、数年前の海難事故のお話があります。 普通に考えると、ああいったご経験をされながら、どこまでお話いただけるのかと思いましたが、“聞きたい”と思った内容をお話くださいました。そこからは、「感謝」「真摯」のメッセージを汲み取ることができました。
多くの場で辛坊先生にご講演いただけますことは、私の深く喜びとするところであります。
ただ、毎朝早くからお仕事をされているので、お体を大事にしていただきたいです。
それでは、本日はこちらで失礼いたします。
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八波 洋介(やつなみようすけ)
講演コーディネーター/ノビテクマガジン編集部
講演コーディネーターとして、講演の企画から最適な講師のご提案、
同日の運営まで、親身にサポートいたします。
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