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西村佳隆【第1回】普通の人のイノベーションとは?! – イノベーションの天地人~普通の人による創造的イノベーション~
イノベーションの天・地・人 普通の人のイノベーションとは?!
みなさま、初めまして。西村佳隆と申します。
「イノベーションの天地人~普通の人による創造的イノベーション~」と題して、イノベーションについてのコラムをお送りいたします。よろしくお願いします!
まず、みなさん、「イノベーション」と聞いて思い浮かべることはなにがあるでしょうか?
・なにか難しそうだなぁ
・新しいことするやつでしょ?
・会社や企業が新事業や新商品を生み出すこと
などなど、難しいことを中心に、色々なことを思い浮かべると思います。
ですが、私がこのコラムで伝えたい「イノベーション」とは、
『イノベーションは普通の人の身近な生活の中でも生まれている!普通の人にも創造的イノベーションはできる!』
ということです。 難しく言うと、イノベーションとは、新しい視点や切り口から事業や社会に貢献する価値を生み出す事だと私は考えています。単なる新製品を生み出すことではないのです。
普通の人のイノベーション、身近なイノベーションってなんだろう?
具体的な事例でいきますと、
・昔から有名なものでは、“亀の子たわし”。ある主婦の方の発想が製品化されたものですよね。
・サービスで見てみますと、安い散髪屋のQBハウス。 サービスを省略することで低価格を実現した、と有名ですよね。言われてみると“シャンプーをやめる”って誰でも思い付きそうですよね。
・若者が生み出したものだと、昔あったポケベルの数字列によるコミュニケーション。携帯電話の普及で廃れましたが。
・また、最近ではシェアハウスなどもきっと名前がつく前から若者たちが一緒に住み始めて、後になって名前がついて広がったり、ビジネスとして参入が始まったりしたでしょうね。
・遊びでは、サーフィンやスケボーなど、誰かの“やってみた”が楽しい遊びとして普及しました。
・私が面白いな、と思っているのは、メガネ。透明レンズを通して視力を矯正するという強力なイノベーションだったのに、何世紀もの間、手で持っていたらしいです!視力矯正を思いついた人が、耳かけを思いつかないって、面白いですよね!
このようなことがモノやサービスや体験で身近にあります。
普通の人でも、創造的なイノベーションは可能なのです!!
イノベーションの天・地・人とは?!
ちょっと話が変わりますが、数年前にNHKの大河ドラマ「天地人」というのがあったのを覚えていらっしゃいますか?主人公の直江兼続が孟子の言葉を引用した「“天の時、地の利、人の和”」という言葉を聞いて、はっと思いました。天・地・人はイノベーションとつながるな!と。
どんなイノベーションも、天・地・人で説明できるのです。
〇天の時:そのタイミング
〇地の利:市場の競合状況や、社内の組織風土や体制
〇人の和:メンバーの力の結集
イノベーションでは、これらが大きな要素になっているのです。
また、より強調して言うのであれば、私はイノベーションのことを、このように考えています。
【西村流 天・地・人】
〇天のイノベーション:天才のイノベーション
〇地のイノベーション:地道な研究の積み重ねによる技術イノベーション
〇人のイノベーション:普通の人の力による創造的イノベーション
一言に「イノベーション」と言っても、色々な種類があるのがお分かりいただけたでしょうか?
イノベーションとは、なにも天才や研究者のためだけのものではないのです!
一人一人がとても創造的なイノベーションを起こすことが可能なのです!
取り上げたいのは“人のイノベーション”
どうでしょうか?イノベーションとはとても奥が深くて、実にわくわくすると思いませんか?
最初にも書きましたが、私がこのコラムで取り上げたいイノベーションは、主に“人のイノベーション”=“普通の人の力による創造的イノベーション”についてです。
・イノベーションといっても、どうしたらいいのわからない
・現状を変えたいけど、どこから手をつければいいのかわからない
・いつもと違う何かが欲しいけどどうしたらよいのだろうか
などを日常的に考えていらっしゃる方だけではなく、何気なくこのコラムを読んでいただいた読者の皆さんの“イノベーション脳”を促進し、それがゆくゆくは、日常生活だけでなく、企業内でのイノベーション人材の育成やイノベーティブな商材を生み出すことに少しでも役立てれば!!と思っております。
以上、今回はここまで!
次回は、私のイノベーションとの関わりについてお伝えいたします!