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二ノ丸友幸【第2回】「逆算思考」「リーダーシップ」「段取り力」を学んだ選手時代 – スポーツとビジネスを融合させた人材育成 – ノビテクマガジン イチオシ講師
【コラムジャンル】
イチオシ , スポーツ , ノビテクマガジン , ビジネス , リーダーシップ , 二ノ丸友幸 , 人材育成 , 思考 , 時代 , 段取り力 , 第2回 , 融合 , 行動 , 講師 , 逆算 , 選手
2019年05月06日
スポーツとビジネスを融合させた人材育成 - ノビテクマガジン イチオシ講師
「私は何事も”逆算で考える”クセがついています。」
強豪校やトップリーグでラグビー選手として活躍した後、U17・U18ラグビー日本代表コーチを歴任した経験を持つ、二ノ丸友幸氏。実は、その輝かしいキャリアは同氏が持つ“ほんの一面”に過ぎない。所属企業であった株式会社クボタでは管理職にまでのぼりつめ、2016年に独立。企業経営者であり、12チームとコーチ契約を結ぶコンサルタントであり、人気講師でもある。複数の顔を持つ二ノ丸氏だからこそ伝えられる、スポーツとビジネスを融合させた人材育成のあり方とは。デュアルキャリアの体現者である二ノ丸氏の魅力に迫った。
猪俣 奈央子 ≫ 文 櫻井健司 ≫ 写真
(※本記事は、2019年4月1日発行のノビテクマガジンに掲載された記事を再構成しました。)
「逆算思考」「リーダーシップ」「段取り力」を学んだ選手時代
ラグビー選手時代のポジションはスクラムハーフ。自分が起点となりパスが繋がっていく司令塔的な役割だ。自分を含めた15人をどのように使って試合を組み立てていくのかを常に考えるポジション。「課題を見つけ、解決策を考え、行動にうつす」素養が身についていくのも自然なことだった。しかも進学した高校は、ラグビーの超名門校。部員は100人を超え、同ポジションでも十数人のライバルがいた。全国からラグビー経験のある強者が集まるなかで、二ノ丸氏はリーダーシップを発揮していく。監督にも臆せず自分の考えを伝え、大きな裁量を与えられるようになっていった。
「ラグビーと一言でいっても、いろいろな指導者がいて、そのスタイルは十人十色。私が所属してきたチームの監督は、選手に裁量を与えてくれる指導者ばかりでした。指導者に恵まれたことが、私がラグビーを心底楽しみ、”一生のスポーツ”だと思えた理由かもしれません」
逆算思考とリーダーシップに加え、二ノ丸氏が選手時代に培ったものが、もう一つある。それは、同氏の人生にも大きな影響を与えた「段取り力」だ。
「ラグビーの試合を通じて、準備の重要性を痛感しました。練習や準備が不足していたりすると、その弱みが試合にそのまま出てしまう。試合に臨むまでのプロセスが大事だと学んだのです。だから、私は何事も”逆算で考える”クセがついています。人生設計においても同様です。たとえば15年後にこういうキャリアを歩んでいたいから、何年までに何をするというように計画を立てていく。クボタへの入社を決めたのも、ラグビー選手を引退した後のことを視野に入れ、”ここならスポーツ選手とビジネスパーソンのデュアルキャリアを歩める”と思ったからです」
講師紹介
二ノ丸友幸(にのまる ともゆき)
プロラグビーコーチ。1979年大阪府生まれ。名門「啓光学園中学・高校(現、常翔啓光学園)」「同志社大学」に進学し、ラグビー選手として活躍。大学卒業後、ジャパンラグビートップリーグ「クボタスピアーズ」でトップリーガーとして選手生活を送り、2006年に引退。引退後も、株式会社クボタに在籍し、企業法務や広告宣伝(企業ブランディング)業務に従事する。2012年に日本ラグビーフットボール協会リソースコーチとなり、U17・U18ラグビー日本代表コーチを歴任。2016年に約15年勤務した株式会社クボタを退社し、企業内人材育成研修事業やスポーツコーチング事業を主に展開する「Work Life Brand」を設立。企業研修や講演活動を精力的に行う傍ら、全国屈指の強豪チームである御所実業をはじめ全国12チームとコーチング契約を結び、多方面に活躍している。
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企業内人材育成研修事業やプロコーチング事業を主に展開する。公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 リソースコーチ/Work Life Brand 代表
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