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【レポート】平成29年度 新・ダイバーシティ経営企業100選表彰式・なでしこ銘柄発表会
平成29年度 新・ダイバーシティ経営企業100選表彰式・なでしこ銘柄発表会
3月22日(木)に、平成29年度 新・ダイバーシティ経営企業100選表彰式・なでしこ銘柄発表会が開催され、なでしこ銘柄、100選プライム、新・ダイバーシティ企業100選が発表されました。
新・ダイバーシティ経営企業100選
http://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/kigyo100sen/
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経済産業省が平成24年度から発表している
経済産業省が平成24年度から、ダイバーシティ経営に取り組む企業のすそ野拡大を目指して発表している「新・ダイバーシティ経営企業100選」「なでしこ銘柄」。
なでしこ銘柄には、48社が選ばれた
カルビー松本氏の受賞
今年度からは更にダイバーシティの取り組みを加速させることを目的として、全社的かつ継続的にダイバーシティ経営に取り組んでいる企業に対して表彰する「100選プライム」が新たに加わり、カルビー株式会社と株式会社エヌ・ティ・ティ・データの2社が受賞されました。
平成29年度受賞企業一覧 (PDF形式:63KB)
https://goo.gl/C4pvDc
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ダイバーシティ経営が企業にとって大きな命題
パネルディスカッション
グローバル競争の激化、産業構造の変化、少子高齢化等、現在の日本を取り巻く環境の変化において、日本企業の持続的成長のためには、多様性のある「ダイバーシティ経営」が求められており、この発表会で行われたパネルディスカッションでは、
株式会社カルビーの松本晃代表取締役会長兼CEOのコメント
「ダイバーシティ経営をして業績が良くなることは当たり前」
「日本の企業はもっと急がないといけない」
「トップマネジメントの覚悟が求められている」
にあるように、ダイバーシティ経営の必要性が伝わってきました。
また、投資判断にも変化が見られます。金融危機の教訓があり、投資家は、短期目線から中長期の経営姿勢を重視するようになり、女性活躍推進に優れた企業を、投資家にとって魅力ある銘柄として紹介する「なでしこ銘柄」が注目を集めています。
株式会社エヌ・ティ・ティ・データの柳取締役常務執行役員のコメント
「新しい価値を創造するために、”リ・マーケティング”を唱えているが、多様な意見とりわけ女性のアイデアが今までにない価値を生んでいる」
にある通り、少子高齢化が進む我が国の就労人口維持という社会的な側面のみならず、企業の競争力強化につながる経済的な側面も期待されています。
そして、ESG(環境・社会問題・ガバナンス)やSDGs(サステイナブル・デベロップメント・ゴールズ)など、企業経営を通じて社会問題を解決するアプローチが企業価値の評価軸になりつつあり、ダイバーシティ経営は、企業にとって大きな命題といえるのでしょう。
ノビテクマガジンの「多様性」特集
ノビテクマガジン19号の特集テーマは「多様性」でしたが、多様性あるダイバーシティ経営を行っていくことが企業にとって必然な判断であり、企業の発展のためには急務であると感じました。
ノビテクマガジンでは、多様性・ダイバーシティ経営の重要な要素である「介護」「LGBT」「外国人活用」「障がい者活用」を特集しています。
専門家が語る「本当の多様性」への現状と課題-実現へ向けて今企業ができること-