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新人の傾向2014 – 新入社員怪奇現象 検証倶楽部
【コラムジャンル】
2014 , ノビテクマガジン , マナー研修 , 対談 , 平井智子 , 新入社員怪奇現象 , 新入社員研修 , 水口政人 , 研修依頼 , 研修講師 , 藤川恭子 , 連載
2015年11月02日
内定期間中、新人研修中、現場配属後・・・。新入社員は時として驚くような行動をとります。 しかし、それは本当に新入社員だけの責任なのでしょうか? そこで今回は、新入社員の「ビックリ行動」について、現役で活躍中の研修講師が検証。 彼らの行動の背景は何か。事前に防ぐ手段はあるのか、聞いてみました。 |
(※本記事は、2015年1月1日発行のノビテクマガジンに掲載された記事をWeb版として再構成しました。)
粒ぞろいだが、目立ちのを避ける新人が多かった印象
皆さんは、2014年度もたくさんの新人研修を受け持たれたと思います。まず、企業側からの要望に何か変化はありましたか?
今年度は、「とにかく厳しくしてほしい」というリクエストが多かったですね。学生気分が抜けていない新入社員が多いので、たるんだ気持ちを引き締めてほしいと、いろいろな企業で依頼されました。
私も、厳しさを求められるケースが多かったですね。それから、現場ですぐに使えるスキルを身につけさせてほしいというご要望も多くいただきました。そこで、お客様の現場にお邪魔して業務に必要なスキルを伺い、それをワークシートに盛り込むよう努めました。
社会人としての基本というか、宴会時や通勤時の行動規範もプログラムに入れて欲しいという企業が目立った気がします。もしかすると、「ゆとり世代だからマナー研修を強化しなければ」という意識があったのかもしれませんね。
一方、新入社員に目立った傾向は見られましたか?
総じて、粒ぞろいという印象でした。私が見た限り、もてあますほどの「困ったさん」はいませんでしたね。一方、強烈なリーダーシップを発揮する人も少なかったかな。
分かります。私も、素直でそつがないという印象を受けました。
今の若手は「周囲に埋もれる」のが上手ですね(笑)。これは想像ですが、目立っても得をしないと考えている人が多いのかもしれません。ただ、引っ込み思案ではないんです。こちらから問いかけると、堂々と落ち着いて受け答えができる。
今の若手は学生時代からプレゼンテーションスキルなどのビジネススキルを学んでいますからね。そういった能力は、意外と高いものです。
あと、デジタル対応能力もすばらしいですよね。
デジタルネイティブ世代ですからね。その点では私も負けないように常に精進しないと。