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澤口俊之【目次】怒りとの正しい付き合い方 ~アンガーマネジメントが組織を導く~
怒りを避けずに、前に進む原動力とせよ!
一般に、「怒り」は良くない感情だと捉えられている。しかし、怒りにはポジティブな側面もあるのだ。では、どうしたら怒りを前向きな力に変えることができるのだろうか?
認知神経科学や霊長類学の研究を手がけ、メディアなどでも大活躍中の脳科学者である澤口俊之氏に、怒りのメカニズムと、上手な付き合い方をうかがった。
白谷輝英 ≫ 文 櫻井健司 ≫ 写真
(※本記事は、2016年10月1日発行のノビテクマガジンに掲載された記事を再構成しました。)
【第1回】怒りは「恐れ」と密接な関係を持つ
「怒り」とは、人類が地球上に登場したときから備わっている、根源的な感情です。人の脳は、大脳・間脳・小脳・脳幹の4つに大別されます。この中で、知覚や感情、思考などを司っているのが大脳です。そして大脳は、「前頭葉」や「側頭葉」などに分かれ、それぞれ異なる役割を果たしています。…
【第2回】日本人に多い「アンガーイン」型
ところで、怒りには2つの現れ方があります。1つ目は、言葉などによって外部に吐き出す「アンガーアウト」。もう1つは、怒りを自分の中にため込む「アンガーイン」です。一般に、日本人にはアンガーインタイプが多いと言われています。…
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