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【書評】目標達成し続けるリーダーの「できない部下」を「デキる部下」に変える7つのこと|大林伸安 (著)|明日香出版社 – ノビテクマガジン編集部の本棚

ノビテクマガジン編集部

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上司(リーダー)の悩み

上司の悩みの多くは、部下への関わり方や部下の指導に関することです。人事部としても、上司としても、組織を強くしていくために、部下をいかに「できる部下」に成長させていくか大きな課題です。そして組織からは、今いる人数(戦力)で、より高い成果を出すことを常に求められます。
高い成果を出すために、部下の人数を増やし、チームの売り上げを増やすという考え方もあるでしょう。しかし、メンバーが多くなれば人件費も増えるので、求められる成果も高まります。そうした中で、部下たちが期待通りのパフォーマンスを上げられなければ、上司のストレスも、さらにたまってしまいます。

では、あなたのチームが今よりも成果を上げていくためには、どうしたらいいのでしょうか?

それは、「今、チーム内にいる部下を『できる部下』に変えるしかありません。
本書に書かれた内容は、私がこれまで管理職に一人として、部下指導に失敗し、悩み、反省して、試行錯誤の中から少しずつ改善し、実践してきたことです。
部下育成に絶対の方法はありません。まずは、一人ひとりと真摯に向き合うことがとても大切です。

「できる部下」とは具体的にはどんな人なのでしょう?

その条件は3つです。

1つ目の条件は『主体性』です。自ら考え、目標を設定し、達成するための行動と創意工夫ができる人材です。これは、「できる部下」に求められる能力の筆頭です。

2つ目の条件は『期待値以上』です。周囲から期待されている役割を理解しておりまた、その期待以上のアウトプットを出せるスキルを持った人材です。

3つ目の条件が、「自己成長」です。主体的に学び、経験を通じて成長を遂げていく人。日々の仕事から得た経験を、次の仕事に生かしていける人です。

部下をこうした人材に育てるには、自力でPDCA(Plan・Do・Check・Act)のサイクルを回す習慣を身につけさせることが大切です。できる部下は仕事の中で、目的を理解し、自ら目標を設定し、その目標を達成するため常に何を優先しなければならないか考え、創意工夫をします。

部下の指導は簡単ではありません。しかし、特別なノウハウが必要というわけでもありません。基本的な知識を学び、部下の心を動かす方法を徹底して実行すれば、道は開けます。

そのための視点や、部下との関わり方をまとめ、皆さんにお伝えしているのが、この「目標達成し続けるリーダーの「できない部下」を「デキる部下」に変える7つのこと」です。

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