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【第21回】柴田励司氏&水野貴之氏講演会「はたらくをたのしむ」 – 【ノビテクマガジン講演会】Report
2019年8月1日にAP東京丸の内にて開催されました「【ノビテクマガジン特別講演会】はたらくをたのしむ」の講演会の模様をお伝えいたします。ご登壇いただきましたのは、株式会社Indigo Blue 代表取締役会長 柴田励司氏と一般社団法人ユーダイモニア研究所代表理事 水野貴之氏です。
ノビテクマガジン倶楽部が主催する講演会の様子を毎回レポートいたします。
今回のテーマは「はたらくをたのしむ」。第一部、第二部の豪華二本立てでした。
第一部「楽しく働くための3要素とは」柴田励司氏(株式会社IndigoBlue)
第一部では、株式会社IndigoBlueの柴田励司さんに「楽しく働くための3要素とは」をテーマに講演いただきました。
冒頭では、最近話題のオンラインサロンについて語られていました。「今の若手ビジネスパーソンは、自分がやりたいと思った仕事など体験価値があると考えたものには、お金を払ってでもやりたがる」とおっしゃっていました。このことに関しては、参加者の方もとても印象的だったようで、当日のアンケートの感想でも、多くのコメントをいただきました。
同じくアンケートで多くの方が挙げていたのが、「ビジネスでも心が動かされる感情の揺らぎが大切」という柴田さんのお話しでした。ビジネスになった途端に、心が動くことがあまり重要じゃなくなるけれど、そうではなく、心・感情が動かされないと、人は動かされない。だからこそ、心が動く、感情の揺らぎがないものは忘れられてしまう。気持ちに、心に刺さる体験がとても重要というお話しでした。
これは、仕事だけではなく、教育・研修などでもあてはまり、感情の揺らぎを与えられない教育でないといけないな……と、研修の事業をしているノビテクだからこそ、考えさせられることがありました。
第二部「幸せの定量化で変わる人と組織」水野貴之氏(ユーダイモニア研究所)
第二部ではユーダイモニア研究所の水野貴之さんに、「幸せの定量化で変わる人と組織」というテーマで講演いただき、”従業員の幸福は、企業の業績とセット”であるというお話をしていただきました。
人が幸せになり、人間として成長していくためには、「今を味わいつくすことが大事」という水野さん。今を味わいつくす=思いっきり楽しむ!ということ。楽しむことが人間的な成長につながるのであれば、もう心の底から色々なことを楽しんでいくべきだと思いました。
ユーダイモニアから、成人発達理論、パーマ理論、ウェルビーイング……などなど、難しい単語や用語も多かったものの、参加者の方のアンケートでは、以下のような感想をいただきました。
・Body(健康でいること)、Mind(つながること)、Soul(進化する)、Spirit(愛する)この4つの意志が幸福につながることが分かっておもしろかった
・成人発達理論など、ちょっと学習していきたいと思いました
・楽しむことや、楽しいことに、少し後ろめたさを感じることがあったので、今を味わい尽くして楽しむことが、人間的な成長につながるという今日のお話をきけてとてもよかったです。
水野さんの「心がわくわくするかどうかが大事」という言葉が、「ビジネスでも心が動かされる感情の揺らぎが大切」という柴田さんの言葉ともリンクしていて、今までビジネスではないがしろにされがちであった、人間の感情や心の部分が、ここ最近とても大事になってきていることを感じました。
まとめ
お二人とも、とにかく学びが深い講演内容で、講演の終了時間があっという間にきてしまったことが、ただただ残念に思うぐらいおもしろく、ためになる講演会でした。講演者のみなさま、ご参加いただいた受講者のみなさま、ありがとうございました。
受講者の感想
・心を動かすというのがビジネスにおいても大事であることを改めて感じた。
・仕事でも感動することが学びにつながるという言葉がとても刺さりました。
・今を味わい尽くす、これに尽きると思います。目の前のことをがむしゃらにやり、感じることの重要さがわかりました。
・意識的に生きるということについて、自身の成長を考えてみたいと思った。
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マーサージャパン社長、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社代表取締役COOなどを歴任した人事のプロ。
株式会社Indigo Blue 代表取締役会長
柴田 励司