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岡本章吾【第8回】「涼しいうえにカッコイイ!クールビズスタイルとは」 – イメージスタイリスト岡本章吾のビジネスマンのためのスーツ着こなし概論
【コラムジャンル】
クールビズ , スーツ , スーツ着こなし概論 , スタイリング , ブートニエール , ポケットチーフ , 岡本章吾 , 着こなし , 第8回 , 紳士服 , 講演会 , 講演依頼 , 連載
2015年07月21日
夏日が続きクールビズも真っ只中。
2005年から始まったクールビズも既に10年が経ちました。
<クールビズ>
その意味を今一度考えてみてください。
“クールビズ=涼しいビジネススタイル”
それも正解です。
ただそれだけの方が大半です。
クールビズにはもう一つ意味があります。
“クールビズ=「カッコイイ」ビジネススタイル”
そうです。
クールビズとは、かっこよくスマートなビジネススタイルです。
ただ涼しいだけのスタイルを指しているわけではありません。
また普段コンサルやセミナーで、クールビズに関して寄せられる質問に次の様なものがあります。
Q,正直どのような服装をしていいかわからない
Q,ジャケットを着た方がいいのか
Q,本当にノーネクタイ(以後、ノータイ)で良いのか
これらに関しては二つ基準があります。
一つ目は「自社のドレスコード」です。
クールビズは会社により規定が異なります。
自社の基準がネクタイはしなくてもいいが、ジャケットは着用であればジャケットを着なくてはならない。
反対にジャケットも着用しないとうたっている様であればノージャケットにすべきです。
まずは自社のドレスコードを確認してみましょう。
二つ目は「先方やクライアントに合わせる」ということです。
先方が自社に来る時であればまだ構わないのですが、自分が出向く場合は極力相手に合わせましょう。
例えば、自社ではTシャツやかりゆしウェアがOKだったとしても、先方がスーツにネクタイ姿のかっちりしている会社であれば失礼にあたります。そもそも会った瞬間にご自身が気まずい思いをしてしまい、先方も不快に感じる可能性が高いです。そのせいで商談にも大きく影響を及ぼします。
仕事ではいかに相手のことを考えられるか。
それが重要になってきます。
TPOに応じた身だしなみを意識していきましょう。
実際に涼しい上にカッコイイビジネススタイルをするためのポイント
では実際に“クールビズ=涼しい上にカッコイイビジネススタイル”をするためのポイントを見ていきましょう。
ポイントは3点。
1.選ぶべきシャツとは
2.インナーは見せない!透けさせない!
3.ジャケット着用時は小物使いにこだわる
1.選ぶべきシャツとは
クールビズの際にはシャツが主役となります。
その際にポイントはシャツの「襟型」と「サイズ感」です。
まずノータイに適しているシャツの襟型
「ボタンダウン」&「ワイドカラーシャツ」
ボタンダウンのシャツは襟先が留まっているので襟の立ち方が非常に綺麗にきまります。
ワイドカラーとは襟の開きが大きいタイプです。
いわゆるレギュラーカラーと言われるものは襟の開きが約90度です。
ワイドは120度以上あり、最近は更に開きがあるホリゾンタルカラーも多く出ています。
これらはノータイの際に襟がきれいに開き、またジャケットを着用した際に襟の下にピタッと収まります。
襟先がはねて飛び出るようなことはありません。
またノータイで着用する際は襟の形を作ってあげましょう。
ただなんとなく開けているのではなく、一度手で形を作ってあげるとエレガントに開くのでオススメです。
2.インナーは見せない!透けさせない!
クールビズでは薄着になるのでインナー選びも大事です。
インナーは下着です。
鉄則は「見せない!透けさせない!」
間違っても次の様な着方はしないでください。
これでは他の箇所が決まっていたとしても一発で「ダサい」と思われます。
次に注意すべき点は袖です。
袖付のインナーを着ている時はここも透けやすいです。
透けさせないためにはポイントがあります。
①襟元は深いものを選ぶ
②色はベージュ
①襟元は丸首では上記の様に開けた際に見えてしまいます。
見えなくするには、襟元が深いVネックもしくはUネックを選びましょう。
②色は白が一番透けない!
これは誤った認識です
一番透けないのはベージュです。
ベージュは肌の色と馴染んで透けづらいです。
ベージュであれば袖付の物でもほぼ透けることはありません。
一番のオススメはベージュで襟元が開いているインナーです。
出典:GUNZE
シャツを着た時にインナーが透けて見えていないか必ずチェックしましょう。
3.ジャケットにノータイ時は小物使いにこだわる
ジャケットは着ていてもネクタイをはずすことは多くなります。
ネクタイをしていない分、いつもより少し寂しい印象になりがち。
その時は小物でバランスを取ります。
使えるアイテムは「ポケットチーフ」と「ブートニエール」
以前もお伝えした通り、ポケットチーフを挿すだけで一気に華やかになります。
※詳しくはこちら
お洒落感に加え、清潔感なども演出できます。
「ブートニエール」
ブートニエールとはジャケットのラペルホールに用いるアクセサリーです。
今、イタリアをはじめお洒落感度の高い方々の間で大人気となっているアイテムです。
ここで敢えて色味をさしてもいいかと思います。
小物をうまく使いお洒落さを演出してみてください
ポイントまとめ
1.シャツの襟型は、ボタンダウンかワイドを選ぶ
2.ベージュ色のインナーで見せない!透けさせない!
3.ジャケット着用時はチーフ&ブートニエールでお洒落度アップ
まだまだ暑い日は続きますが、涼しくカッコイイクールビズを意識していきましょう。
※文中のブートニエールは「S-styleオリジナル商品」です。
通常のブートニエールはフェルト生地を用いているのでややカジュアルな印象になります。
S-styleのブートニエールは、台座にのしなどに使われる水引を使用。
その上に着物の生地を合わせているので、非常に高級感ある仕上がりになっています。
お問合せは下記まで
S-style HP (http://s-style-fashion.com/)
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「ビジネスマンのための戦略的スーツ着こなし術」「ライバルに差を付ける就活スーツ講座」に関する講演、研修などができるS-style代表 イメージスタイリスト® 岡本 章吾 講師のプロフィールはこちら