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宇都出雅巳【第2回】忙しくて時間が無い、という発想は捨てること – 独学で成功する人・成功しない人
独学で成功する人・成功しない人
「時間が無いことを前提にしてください」
低予算かつ自分のペースで学習できるのが、独学の特徴だ。効果的に行えば、スクールやセミナーに頼らずとも成果を出せる。『合格(ウカ)る技術』『「1分スピード記憶」勉強法』などの著書がある、勉強法指導の達人・宇都出雅巳氏に独学の秘訣を聞いた。
(※本記事は、2014年4月1日発行のノビテクマガジンに掲載された記事を再構成しました。)
忙しくて時間が無い、という発想は捨てること
また、ある状況のときに勉強すると決めるのも継続に有効だと宇都出氏。例えば、朝起きてイスに座ったら新聞を読む。寝る前にベッドに入ったら本を読む、など。日々必ず行う行動とセットにして勉強を組み込めば、無理なく継続できるようになるのだそう。
それでは、忙しくてなかなか時間が取れない人は、どのように勉強を継続させればいいのだろう?
宇都出氏は「時間が無いことを前提にしてください」と提案する。例えば学校では、40分や1時間などのまとまった時間、机に向かって勉強するのが通常だ。その意識が残っているため、まとまった時間がとれないと、「時間が無い」と思って勉強しないのではないか。そうではなく、そんな時間は無いことを受け入れ、ほんの数分の空き時間を有効に活用して勉強するべきだという。
「忙しい人でも、空いた時間をちゃんと使って、勉強をしている人がたくさんいます。通勤電車の中で、5~10分でも集中して勉強をするのもいいでしょう。手元にテキストが無くても、テキストの内容を思い出すだけでも勉強になるのです。短い時間でも“塵も積もれば山となる”。毎日続ければ、ものすごいことを成し遂げられるはずですよ」
実際、どんな人でも好きなことや趣味であれば、たくさんのことを記憶・理解している。それは、ほんのちょっとした時間でもそのことを考えているから。まとまった時間が取れないから勉強ができない、という思い込みは捨てた方がいい、と宇都出氏は提言する。
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速読勉強術、仕事のミスをなくすビジネススキルに関する講演、研修などができるトレスペクト教育研究所代表
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